「4万円か……さすがにちょっと高いな」と思いながら通勤中にずっとスペックページを眺めていたんですよね。AirPods Pro 3が発売された直後の話です。
3万円を超えるガジェットは買う前に妻に一言相談するのが我が家のルールで、「ノイキャンが前モデルの2倍になった」「バッテリーが8時間持つ」「心拍センサーまで付いた」と説明したら、「それ全部本当に使う?」と返ってきました。正論すぎる。
結論から言うと、買ってよかったです。特に通勤での使い勝手は今まで使ってきたイヤホンの中でダントツです。ただ、正直に言うとデメリットもある。この記事では、毎朝の満員電車で実際に使ってみたリアルな感想を包み隠さず書きます。
📋 この記事の目次
AirPods Pro 3のスペック・主な新機能
まず基本スペックを整理します。
発売日
2025年9月
価格
39,800円(税込)
バッテリー(ANCオン)
最大8時間
ケース込みバッテリー
最大24時間
防水性能
IP57
接続
Bluetooth 5.3
Pro 2からの主な進化点は4つです。①ノイキャン性能が約2倍に強化、②心拍数センサーを新搭載、③バッテリーが最大8時間に延長、④IP57の防水性能。「毎朝電車に乗る人間にどれだけ刺さるか」という視点でひとつずつ見ていきます。
【通勤で実感】ノイキャン性能は本当に別次元だった
正直、一番期待していなかったのがノイキャンです。「前モデルも十分すごかったのに、2倍って体感できるものなの?」と半信半疑でした。
結果、体感できました。それも思っていたより明確に。
朝の満員電車——ドア付近で人が押し合っている状態——でAirPods Pro 3を装着した瞬間、電車の走行音がほぼ消えました。隣の人の話し声はうっすら聞こえるんですが、低音のゴーッという音がここまでカットされると、音楽の解像度が全然違う。同じ曲を聴いているのに、ディテールが聴こえてくる感じがします。
カナタ
AudibleをAirPods Pro 3で聴いたら、ナレーターの声がすごくクリアで内容が頭に入りやすくなりました。これは地味に大きい。
外部音取り込みモードも自然さが増していて、会社に着いて同僚に話しかけられたときに外しても「え、いたの?」とならないレベルで周囲の音が聴こえます。ただし音楽はちゃんと聴こえているので、そのギャップは相変わらず不思議な感覚です。
✅ ノイキャン性能まとめ
- 満員電車の低音走行音をほぼカット。体感できる進化
- 音楽・Audibleの音質が静かな場所にいるように聴こえる
- 外部音取り込みモードは自然で使いやすい
- 風切り音もPro 2より抑えられている(徒歩10分の歩行時に実感)
音質・装着感・操作感レビュー
音質
低音が締まって中高音の分離がよくなった印象です。マカロニえんぴつを聴くと、ギターとベースの輪郭がはっきり聴こえて気持ちいい。ポップスもロックも映えます。クラシックや静かな音楽は特に恩恵が大きいと思います。
「音楽ガチ勢」にはもっと高音質なイヤホンがあるとは思いますが、通勤用途では十分すぎるレベルです。
装着感
フィット感が改善されています。耳の奥にぐっと押し込む感じが少なくて、長時間つけていても痛くなりにくい。片道60分の通勤で耳が疲れないのはありがたいです。
ただし耳の形によっては合わない場合もあるので、できれば試着してから買えると安心です(Appleストアで試せます)。
タッチ操作
つり革につかまった状態でも、イヤホン本体のスワイプで音量調整ができるのが意外と便利でした。スマホを取り出せない混雑時でもサッと音量を変えられます。
心拍センサー・ライブ翻訳など新機能の実力
心拍センサー
休日の朝、子どもが起きる前に30分ランニングする習慣があるんですが、そこで使ってみました。ランニング中の心拍がiPhoneのフィットネスアプリにリアルタイムで反映されます。Apple Watchを持っていない人にはかなり便利な機能だと思います。
ただし、ランニングのように足の接地ショックが大きい運動だと、イヤホン内に音が響いて少し気になります。ウォーキングや自転車なら問題なし。
カナタ
Apple Watch持っていない人には刺さる機能だと思います。ぼくはウォーキングやホームトレーニング時に使っています。
ライブ翻訳
iOS 26と連携した機能で、会話をリアルタイムで翻訳してくれます。IT企業なので英語のミーティングが月に数回あるんですが、そこで試してみたところ精度はまあまあ。技術系の専門用語は翻訳が怪しかったですが、日常会話レベルなら実用的です。今後のアップデートで精度が上がることを期待しています。
📌 新機能まとめ
心拍センサー:ウォーキング・自転車向き。ランニングは足音が気になる
ライブ翻訳:日常会話レベルは実用的。専門用語はまだ弱い
→ どちらも「あったら嬉しい」レベル。メインの価値はノイキャンとバッテリー
デメリット・気になった点を正直に書く
4万円近いイヤホンの記事でデメリットを書かないのは不誠実だと思っているので、気になった点を正直に書きます。
⚠️ 正直なデメリット
- 39,800円は高い。「3万円超は妻に相談」ルールの我が家では結構な決断でした。性能は確かだけど、安くはない
- ケース込みのバッテリーがPro 2より短い。イヤホン単体は8時間に延びたが、ケース合計は最大24時間でPro 2の30時間より減っている。出張など長期間持ち出す人は注意
- Androidとの相性は良くない。Apple製品との連携前提の設計で、Androidユーザーはノイキャンや空間オーディオなどの恩恵を最大限受けにくい
- 心拍センサーはランニングには不向き。期待していた分、少し残念でした
- イヤーチップは別途購入不要だが、合わない耳形もある。XSサイズまで選べるが、耳の形によってはフィットしない場合も
カナタ
「ケース込みのバッテリーが減った」は地味に痛い。充電が少し面倒になった感はあります。
総合評価と通勤おすすめ度
カナタの通勤使用評価
コスパのスコアが低めなのは「4万円は高い」という正直な感覚です。ただ、通勤での使い勝手という観点だけで言えばダントツです。毎日使うものへの投資と考えると、1日あたり100円程度(3年使用の場合)なので、じわじわ納得してきました。
こんな人に向いている/向いていない
✅ AirPods Pro 3が向いている人
- iPhoneユーザーで、毎日電車通勤している人
- ノイキャンの強さを最優先したい人
- Audibleや音楽を通勤中に聴く習慣がある人
- Apple Watchなしで心拍・フィットネス機能を使いたい人
- 長く使える高品質なイヤホンに一度投資したい人
⚠️ 向いていない人
- Androidユーザー(恩恵が半減します)
- 予算2万円以内に収めたい人
- 出張など数日間充電できない状況が多い人(ケース込みバッテリーがPro 2より短い)
- 激しいランニングに使いたい人(足音が響く)
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まとめ
AirPods Pro 3を通勤で使った正直なレビューをまとめました。
✅ この記事のまとめ
- ノイキャン性能はPro 2比で約2倍。満員電車の走行音がほぼ消える
- バッテリーはANCオンで最大8時間。片道60分通勤なら充電頻度は週2〜3回程度
- 心拍センサーはウォーキング・ホームトレ向き。ランニングは足音が気になる
- ケース込みのバッテリーはPro 2より短い(24時間←30時間)点は注意
- iPhoneユーザーの通勤用途なら、今買えるイヤホンの中でベストな選択肢
- 39,800円は高いが、毎日使うなら長期的には元が取れる投資
「高い」という感覚は今でもあります。でも、毎朝の満員電車が「聴こえてくる音楽だけの空間」になったことで、通勤が少し楽になった実感は本物です。迷っているなら、Appleストアで試着してみることをおすすめします。
この記事を書いた人:カナタ
都内IT企業勤務・30代・2児の父。毎朝の満員電車と格闘しながらガジェットと耳学習で通勤時間を自己投資に変えています。ガジェットは衝動買いせず、通勤中に下調べしてから買う派。失敗した買い物はメルカリで売ります。

